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南シナ海でのプレゼンス強化へ
ロシアの軍艦2隻がこのほどフィリピンの首都マニラに到着した。
ロシアは複数の国が領有権を争う南シナ海での
影響力拡大を模索している。
ロシアの駆逐艦「アドミラル・トリブツ」と給油艦「ボリス・ブートマ」は
3日にマニラに到着。
フィリピン海軍の広報はロシア軍艦の寄港について
今後5日間は合同演習の予定はないと説明、ロシア軍艦は
親善のみの目的でマニラに寄港したと強調している。
将来的な合同演習の計画については協議中だという。
ロシア国営スプートニク・ニュースはロシア海軍高官
エドゥアルド・ミハイロフ氏の話として、海賊対策および
テロ対策を目的としたフィリピン軍との合同演習を実施すると報道。
両国間での
「前例のない海軍同士の接触」
になると伝えていた。
ロシアのウェブサイト「RT.com」によれば、ロシア海軍は
テロ対策や海賊対策を支援する方策についてフィリピンと協議し
意見を交換する見通し。
将来的な合同演習にも目を向けるとした。
かつて米国の領土だったフィリピンは、米政府との間で
長年の同盟関係を保っていたが、ドゥテルテ大統領の就任以来
関係が悪化。
ドゥテルテ大統領は、兵器の調達を含む軍事的支援は
ロシアをあてにできると述べていた。
ミハイロフ氏によると、ロシアは中国、フィリピン、マレーシア
ベトナム、ブルネイが領有権を争う南シナ海において関与を強めたい意向。
合同軍事演習にはフィリピンだけでなく中国やマレーシアも
参加すると同氏は述べ
「そうした地域のパートナーの関与を維持することは
南シナ海の安定を保証する上で欠かせない」
と語った。
アドミラル・トリブツを含むロシアの艦船は、昨年9月に
南シナ海で中国と実弾射撃の合同軍事演習を行っていた。
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