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ツイッター砲で同盟ずたずた
米国の長年の同盟国は数十年ぶりにホワイトハウスの本心が
どこにあるか疑問を持ち始めている。
トランプ米大統領と側近らが今週、緊密な友好関係を持つ
一部の国に食ってかかったからだ。
オーストラリアとの難民再定住化プログラムの合意を
「愚か」と非難し、為替相場を操作していると日本や
ドイツを責め立てた。
メキシコとの関係は悪化し、トランプ氏が米軍を派遣する
可能性があるとペニャニエト大統領に告げたとの報道を
メキシコ政府が否定する事態となった。
ワシントンで2日開かれた宗教関係者や政界リーダーによる
年次会合で演説したトランプ氏は
「私が行った厳しい電話会談について耳にしても心配はいらない。
世界は困難な状況にあるが、われわれはそれを取り除いていくつもりだ。
私が行うのはそれだ」
と述べた。
世界中の当局者にとって難題は、同氏のやり方が単に戦術にすぎないか
第二次大戦以降、米国外交の指針となったルールブックを引き裂く
手始めなのかを見極めることだ。
当面、同盟国は最悪に備える以外に選択の余地はない。
安全保障同盟への米国のコミットメントを保証しようと
マティス国防長官がアジアを歴訪中にもかかわらず
トランプ氏はオーストラリアや日本をたたいた。
メルボルンにあるラ・トローブ大学のニック・ビスリー教授
(国際関係学)は
「オーストラリアや日本、韓国など継続性を頼りにしてきた
国々にとっては、米国が利己的で気まぐれになった
現状を考え始めねばならない。腰を据えて古い取り決めの
永続はあり得ないと言わざるを得ないだろう」
と語った。
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