今日の気になる情報をお届けします。

全面禁止は行きすぎ?
2020年に開催される東京オリンピックに向けて
受動喫煙対策に関する議論が活発になっている。
「ここまで規制するのなら、いっそたばこを禁止すればいい」
との声もあるほどだ。
■吸わないけど全面禁止には反対の人たちも
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,400名に
「たばこについて」の調査を実施。
「たばこは全面的に禁止すればいい」と答えた人は
全体で50.8%と半数を超える結果になった。
JT(日本たばこ産業株式会社)が毎年おこなっている
「全国たばこ喫煙者率調査」では、2016年5月現在の
喫煙率は男女計で19.3%。
喫煙率がここまで減少しているもの気になるが
しらべぇの調査と重ねて考えるとタバコを吸わない人でも
全面禁止は反対している人がいることになる。
「たばこを吸う人と一緒に飲みに行くと、服に臭いが染みついて嫌。
だけど居酒屋とたばこって、切り離せないものなんじゃないの?」
(30代・男性)
「場末の居酒屋なんて、今回の法案が通ったら死活問題でしょう。
お店に『喫煙可能』と書いてくれたら、吸わない私は入らない。
お店に選ぶ自由くらい、与えてもいいと思う」
(40代・女性)
■喫煙者が多い40代、50代は反対が多く
性年代別で見ると、全体的に
女性のほうが多くなっている。
同じくJTの「全国たばこ喫煙者率調査」では男女別の喫煙率も
公表されており、男性は29.7%、女性は9.7%と圧倒的に
男性のほうが多い。
全面禁止に賛成するのに女性が多いのも納得だ。
また、たばこの全面禁止に消極的なのは、40代から50代の
たばこをよく吸う世代である。
「現在でも肩身の狭い思いをしているのに、この先は家で
ひっそりとしか吸えないのかもと思う」
(40代・男性)
さらには、こんな意見も。
「いっそのこと、全面禁止にしてくれたら
やめられるのではと思えてきた」
(30代・男性)
■若い世代からは「そこまでして吸いたいものなの?」と疑問の声も
健康志向やたばこの値上がりなどの理由から
喫煙者は減少している。
若い年代からはこんな疑問が挙がった。
「タバコって、なくてはならないもの? 私も何度か
吸ったことがありますが、別になくても困らないと思いました。
わざわざ高いお金を出す気持ちが、理解できなくて」
(20代・女性)
これに対したばこを吸う人からは、次のような回答が。
「おいしいと思わないたばこをカッコつけて吸っているうちに
やめられなくなっていた。最近では周囲でも禁煙する人が増えているし
自分もそろそろかな思っているけど...」
(40代・男性)
「慌ただしい中で、一息つける貴重なリラックスタイム。
愛煙家の多くはマナーを守って、気を遣っていることを
理解してくれる非喫煙者も少なくないと感じるし
共存できる環境はあるはず」
(30代・女性)
喫煙者でなくとも、存在そのものを認めない「全面禁止」には
懐疑的になるもの。
それぞれを尊重できる形はありそうだ。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名 (有効回答数)
【関連情報】
たばこはそんなに悪いのか?
Dr.苫米地式の脱洗脳禁煙術
JT、財務省、たばこ利権 ~日本最後の巨大利権の闇~
受動喫煙防止条例―日本初、神奈川発の挑戦
最後まで、お読みいただきありがとうございました。次回もよろしくね!

↑ ポチっと押してネ!
この記事の著作権は、しらべぇに帰属します!
- 関連記事
-
- 1日5億本、「ストローいりません」が米国で拡大中 -① (2017/04/24)
- 非喫煙者から「お店を選ぶ自由くらい」の声も (2017/03/11)
- ソメイヨシノ60年寿命説は本当なのか? (2015/04/03)
スポンサーサイト