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今日の気になる情報をお届けします。


「隠者」2
ナイトの野営地から運び出した荷を車から降ろす捜査官





ナイトが暮らしていた場所と、なぜ27年間、誰にも見つからずに
生き延びられたのか教えてください。


「ナイトは誰もいない森の奥に住んでいたわけではありません。
 彼はしばらく放浪して住むのに適当な場所を見つけ
 そこで25年間暮らしました。そこは私有地の中で、一帯には
 数百棟の別荘が点在します。あたりには小さな町もいくつかあり
 未舗装の道路が何本も通っています。」


言うなれば、彼は社会の真ん中にいたのです。

25年もの間、誰ひとりとして彼の野営地にやってこなかったのは
なぜだろうと、私は不思議に思いました。

そこで私は森に入り、彼の野営地へと足を運びました。

うっそうとした森で、木が密生していて、容易に方向感覚を
失いそうな場所です。

道はなく、大きな岩が行く手を塞いでおり、シカでさえ
歩くのに苦労するでしょう。

ナイトはそういう森の中を、夜中に、物音ひとつ立てずに
歩くことができたのです。

彼のサバイバル術には非常に感銘を受けました。

メイン州中部は、想像を絶するほど寒さが厳しいところです。

しかし彼は冬の間、毎日必ず午前2時30分に
起床していたそうです。

そしてすみかの周辺を歩き、その間に小型のキャンプ用コンロで
雪を解かして飲み水を作りました。

彼は冬の間は毎晩この習慣を続け、足の指どころか、爪ひとつさえ
凍傷で失うことはありませんでした。

森の中の彼の野営地は、まるで魔法を使って
作ったかのようでした。

周囲をストーンヘンジのような大岩に隠され
地面は完璧に平らでした。

実はこれには、「ナショナル ジオグラフィック」誌も
一役買っているのです。

ナイトはナショジオを何冊も重ねて紐で縛ったものを「レンガ」と呼び
それを野営地の土の下に埋めることで地面を完全に平らに仕上げていました。

ちなみに、雨のときにはナショジオのおかげで
とても水はけが良かったそうです(笑)。


彼は最終的に、どのように逮捕されたのでしょうか。


「ナイトは、周辺の町の人々にとって伝説の存在となっていました。
 27年にわたって誰かが別荘から物を盗み続けているというのに
 その犯人が男なのか女なのか、愉快犯なのか殺人者なのか
 誰にもわからなかったからです。」


人々はこの謎の窃盗犯のことを「北の池の隠者(North Pond Hermit)」
と呼ぶようになりました。

最後はテリー・ヒューズという猟区監督官が、この騒ぎに
決着を付けようと決意し、監視カメラを仕掛けて隠者を
捕らえることに成功しました。

しかし、事実は小説より奇なり。

そこで明らかになったのは、30年近くも森の中にたったひとりで
暮らしていた男が、1000件もの窃盗を自白した一方で
武器を持ったことも、人を傷つけたことも一度もないということでした。

彼をどう扱うべきなのか、誰もが戸惑いました。

逮捕された後、ナイトはヒューズ監督官を
野営地まで案内しました。

森の中を歩いているとき、監督官は目の前の男が森の中を
進んでいく様子に思わず目を見張りました。

まるでネコのように静かに、素早く、優雅に、そして器用に
移動していたと言います。

ナイトはガラスを割ったり、ドアを破ったりといったことは
一切せず、巧みに錠を開けて、本、懐中電灯、食料、時には
衣服などを盗みました。

しかし別荘を出ていくときには、ドアのかけ金を
忘れずにかけておきました。


ナイトが繰り返し盗みに入った夏用コテージの所有者のひとりは
彼に大切な場所を台無しにされたと訴えています。

ナイトはこの件で有罪判決を受けていますね。



「私はナイトに対して同情的な気持ちを抱いています。
 しかし忘れてはならないのは、彼が盗んだのがハンバーガーや
 懐中電灯といったモノだけではないということです。
 彼は人々から、心の平穏や安心感といった、値段の
 付けられないものを奪いました。彼は高潔なヒーローではありません。
 それでも私は、隠者に付随するロマンチックな概念と、連続窃盗犯
 との間にある謎の部分が、この話に深みと複雑さを与えていると感じています。」


ナイトに対する人々の反応はさまざまです。

別荘に盗みに入られた人々の中には、ナイトは残りの人生を
刑務所で過ごし、自分たちが味わった苦しみに対する罰を
受けるべきだと考える人もいました。

また別の被害者は、結局のところナイトは、ときどき家に入ってくる
ハエみたいなものだったと言っていました。

私は徐々にこう思うようになりました。

「誰かがナイトに対して抱く印象からは、ナイトの一面が見えてくる
 けれど、同時にそれは、その人自身の一面も表しているのだ」


と。


彼がなぜ社会を離れたのか、その理由は理解できましたか。

この物語からあなたは何を学んだのでしょうか。


 
「我々は人生に何を求めているのでしょう。充足感、自由
 それとも幸福の追求でしょうか。ナイトはおそらく単純に
 しかも心の底から、他人と一緒にいることが嫌で、森の中なら
 充足感を得られると考えたのでしょう。」


そうした暮らしをいつまで続けられるかはわからなかった
としても、彼はそこで探していたものを見つけたのです。

冬の寒さは厳しくとも、彼は満たされた気持ちになり
喜びを感じていました。

ナイトが社会を離れたのは、この世界に
居場所がなかったからです。

ナイトは非常に聡明でありながら、社会に
適応できなかった人物です。

彼に少しの土地と食料を与えて、静かに暮らせるように
してあげることはできないだろうかと言う人もいます。

私はときどき、例えば車を運転していて、後部座席では
3人の子供が喧嘩をし、約束の時間には遅れそうで、渋滞は動かず
ラジオが嫌なニュースをがなりたてているようなときに
こんな強烈な思いにかられます。

おかしいのはナイトではなく、私たちの方なのではないかと。

なぜナイトが社会を離れたのかではなく、なぜ我々は
そうしないのかと問うべきなのかもしれません。


【関連情報】

すべてを手にする人が捨てている41のこと
清閑の暮らし: 隠者たちはどんな庵に住んでいたのか
「お金の不安」の捨て方 「稼ぎ」に縛られる人「心の自由」を手にする人の習慣
マンガで分かる心療内科 アランの幸福論編


最後まで、お読みいただきありがとうございました。次回もよろしくね!





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