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今日の気になる情報をお届けします。

ウナギビジネス
メーン州のシラスウナギ漁期は10週間






米国ウナギビジネスの闇(1)

アジアのウナギ需要がきっかけで、米国でもゴールドラッシュならぬ
「ウナギラッシュ」が勃発、闇取引も横行している。

米国東海岸のウナギビジネスを追った。

米国東海岸を舞台にしたものとしては、過去最大級の
野生生物の違法取引。

その“親玉”と目される人物を訪ねたのは
2017年5月上旬の雨の夜だった。

場所は米メーン州エルズワースにある、「クォンセット・ハット」と
呼ばれるかまぼこ形のプレハブ小屋。

その男、ビル・シェルドン氏は、緑色の大きな机に向かい
回転いすに深く腰掛けていた。

現地で「ウナギ漁の父」とも言われるシェルドン氏は昼も夜も
ここで漁師たちを待っている。

漁師たちがやって来ると、くねくねと動くウナギの稚魚
(シラスウナギと呼ばれる)で事務所のボウルはいっぱいになる。


1ポンドあたり1250ドル

72歳のシェルドン氏は、めがねを掛け、青いシャツにジーンズ
防水のブーツにL.L.ビーンの野球帽という出で立ち。携帯電話に
着信があると、騒々しい音が鳴る。

頭上の看板には、「シラスウナギ買います」の文字。

今日の市場価格は1ポンド(454グラム)あたり1250ドルだ。

小さなテーブルにデジタル表示の量りが置かれ、シラスウナギが
入ったボウルがその上に乗せられる。

近くに置かれたガラス瓶の中で、香り付きキャンドルに
火がともっている。

シェルドン氏いわく「魚臭さを消すため」だそうだ。

落ち着いた物腰のシェルドン氏は、重大な犯罪に
加わっているようには見えない。

しかし、3月30日、シェルドン氏とティモシー・ルイス氏は
野生生物の違法取引で起訴された。

10週間にわたるメーン州のシラスウナギ漁期が始まって
わずか1週間後のことだった。


2人は無罪を主張した。

裁判資料によると、ルイス氏(46)は、米国東海岸の各地で
シラスウナギの違法ロンダリングを共謀したことを含む
2つの重罪に問われている。

シェルドン氏はさらに深刻だ。

メーン州にある自宅、エルズワースのモーテル、サウスカロライナ州の
借家で「ケネベック・グラスイールズ」という会社を経営していた彼は
シラスウナギの密輸7件を共謀した罪に問われ、7つの州
(メーン、ニュージャージー、デラウェア、バージニア、マサチューセッツ
 ノースカロライナ、サウスカロライナ)の州法に違反したとされる。

シェルドン氏は1件ごとに最高で罰金25万ドルと懲役5年の刑に
処される可能性があるほか、使用された船、設備、自動車も
没収される可能性がある。

黒いピックアップトラック、2012年のフォードF450もその1つだ。

ナンバープレートには「EELWGN」(イールワゴン)の
文字が刻まれている。

(シェルドン氏は前もってトラックを売り払ったのだが
 記念のプレートだけは手元に残していた)


予定では今年7月、シェルドン氏とルイス氏の
審理が別々に行われる。


そしてアジアの養殖池へ

今のところ、シェルドン氏が新しく設立した会社
「メーン・イールトレード&アクアカルチャー」が
シラスウナギを買うのは自由だ。

2015年に営業を始めた同社は、メーン州ウォルドボロ、ポートランド
スチューベン、そしてエルズワースのクォンセット・ハットで
シラスウナギを買い付けている。

シェルドン氏は、ジャーナリストが周囲をうろつき、起訴された件について
聞いて回るのは歓迎しなかったが、取材には応じてくれた。

彼はここのデスクで大きな計算機に数字を打ち込み
黒いノートパソコンで仕事をする。

デスクにはパイプ・紙巻きたばこの古い缶
そして大きな灰皿が載っている。

室内には水が泡立つ音が響く。

空気が送り込まれる大きな青い水槽の中で、体長6センチほどの
半透明のウナギの稚魚、シラスウナギが数千匹うごめいている。

水槽は2~3日ごとに別の場所へ移される。

酸素を加えた水と一緒に透明なビニール袋に入れられたシラスウナギは
1キロごとに箱詰めされる。

シラスウナギの箱はおおむね4個に1個の割合で
米国魚類野生生物局の検査官が調べる。

密輸される生物がいないかのチェックを経て、アジアの大規模な
養殖場に運ばれて育てられる。

養殖されたウナギは、1年以内に体長30センチほどに達する。

そこで池から上げられ、調理される。

内臓を出し、骨を取り、身を開いて串を刺し
甘みのある醤油に浸して焼く。

そして真空パッケージに入れられ、米国を含む世界中に輸出されて
すし店で「Unagi」として供される。


謎多き魚、世界で危機

アメリカウナギは、20種近くいるとされるウナギ科の1種だ。

自然界に見られる生物の中でも、その生態の
謎の多さは屈指と言える。

毎年、性成熟したウナギは川を後にし、産卵のため大西洋の
バミューダ諸島に近いサルガッソ海へと長い距離を泳いでいく。

「大西洋の水を全部抜いてビーチボールを蹴ったら、ボールは
 サルガッソに転がって行くでしょう。深い穴ですから」


とシェルドン氏は言う。

「深海へ深海へと向かわせる何かがウナギの中にあって
 全員が産卵場所にたどり着くまで泳ぎ続けるんです」


産卵を終えた成魚は死ぬ。

ウナギが産卵するところは、これまで誰も見たことがない。

ヤナギの葉を透明なゼリー質にしたようなウナギの仔魚は
メキシコ湾流に乗って、ベネズエラからグリーンランドにかけての
海岸線へ流されていく。

そこで仔魚は稚魚シラスウナギとなり
河口から川を遡上していく。

川底の草陰に隠れて成長し、20年ほどで大きいものは
体長1.5メートルに達する。

そして、サルガッソ海へ戻っていく。

かつてアジアでは、アメリカウナギはニホンウナギやヨーロッパウナギに
比べて味が落ちるとされ、国外向け売上の合計でもごく一部を
占めるに過ぎなかった。

だが2009年以降、「近絶滅種」に指定されたヨーロッパウナギの
輸出を欧州連合(EU)が規制すると、突如としてウナギ不足が起こった。

特に日本での影響は大きかった。

日本では毎年夏の盛りの「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣があり
ウナギの年間消費量は5万トンを超える。

ニホンウナギも急速に数が減っていたことから、養殖するウナギの
稚魚を確保するため、アジアは米国に目を向けた。

2012年までに、アメリカウナギの価格は1ポンド2000ドル超へと急騰し
メーン州の漁師の間でゴールドラッシュならぬ「ウナギラッシュ」が起こった。

それまで、シーズンオフは建設業や民家のペンキ塗り
海藻の収穫などでどうにか生計をつないでいた者たちが
6月の第1週に終わるシラスウナギ漁の時期に、数十万ドルを
荒稼ぎするようになった。

今では、米国で捕れた天然シラスウナギが中国で養殖され
世界中のレストランでメニューに並んでいる。


【関連情報】

ウナギNOW―絶滅の危機!!伝統食は守れるのか?
江戸の魚食文化―川柳を通して―
うな丼の未来 ウナギの持続的利用は可能か
あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのか


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