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ウナギビジネス2
ジェシー・ローリング氏、天然シラスウナギのバイヤーの1人





米国ウナギビジネスの闇(2)

米国メーン州の地元紙「バンゴール・デイリー・ニュース」が
ウナギ取引業者ビル・シェルドン氏と連邦政府とのトラブルを
報じてしばらくの間、彼がクォンセット・ハットで営む
シラスウナギ事業はやや不振だった。

地元では、メーン州の漁業者の評判を傷つけたと彼に腹を立てる
人がいる一方で、「メーンのウナギ漁の父」であるシェルドン氏への
尊敬の念も強い。

シェルドン氏はウナギの買い付け事業を約20年行っているばかりでなく
40年以上も前から、シラスウナギの捕り方を、エビや貝を専門に捕る
漁師たちに教えてきた。

1000ドルする特製の袋網を買えるように、シェルドン氏は
漁師への融資もしてきた。

夜の干潮時に網を仕掛けると、上流へ向かうシラスウナギは
円錐形のわなの中へと誘導される。

これまで、シェルドン氏は1ポンド2000ドル以上で
シラスウナギを買った年もある。

彼いわく、こうした支払いによって、2012年だけで地元経済に
1200万ドルの貢献をしたという。


1970年、東京から1本の電話

メーン州のシラスウナギ産業は、1本の電話から始まった。

1970年、東京にいる米国の水産業担当官が、メーン州の海洋資源局に
連絡してきたのだ。

そのとき応対したのが、大学で野生生物管理を学んだばかりの
新人職員、シェルドン氏だった。

シェルドン氏は当時をこう振り返る。

「担当官は『日本人がウナギの稚魚の供給源を探している』と言いました。
 『商業漁業ができるほどウナギの稚魚が豊富にいる場所はメーン州にあるか』
 と聞くので、こう答えました。『ウナギの稚魚がいるかって?
 何トンだっているよ』」


1971年の春、シェルドン氏は州内のケネベック川、ペノブスコット川
セント・クロア川、その周囲のあらゆる小川で、シラスウナギが
豊富にいる状況を記録した。

翌春、捕獲の方法を考えた。

「手持ちのタモ網が完璧でした」

とシェルドン氏は言う。

「仕掛けも考案しました。窓2つと箱を合わせたものです。
『シェルドン・トラップ』と呼ばれています」


2年後には、メーン州のシラスウナギについて独創的な論文を
書いたものの、その後、シェルドン氏は州政府の仕事を辞め
ロブスターのバイヤーになった。

「ウナギにはまったく興味がなかったんです。ですから自分の知識を
 サウスカロライナ州のランドル・リビングストンという人物に教えました。
 この国でシラスウナギの買い付けを事業として始めたのは彼が最初です」


シェルドン氏はロブスターのバイヤーを25年間続けた。

だが1990年の3月19日、25万ドルしたボートが
岩棚にぶつかって沈没。

保険にも入っていなかったため、シェルドン氏は
仕事を失ってしまった。

「それでランドルに電話しました。『ビル・シェルドンだけど
 生活に困っているんだ。ウナギの仕事に加えてくれないか』。
 答えは『もちろん!』でした」


当時、東海岸のどこだろうとシラスウナギを捕るのは自由だった。

リビングストン氏らは魚群を追って、1月のフロリダ州から
3月のメーン州まで延々と北上した。

「トラックに付けた水槽をシラスウナギでいっぱいにして
 ニューヨークに向かったものです。シラスウナギは倉庫で
 パッキングして、日本に輸出しました。当時は全て日本向けでした」


とシェルドン氏。

1990年代後半には、シラスウナギは減少し始めていた。

乱獲への懸念に対し、東海岸の州のほとんどが
シラスウナギの禁漁で対応した。

現在、シラスウナギを捕れるのは、小規模な漁が続くサウスカロライナ州と
年間の漁獲可能量が1万ポンド(約4.5トン)弱のメーン州のみ。

フロリダ州でも可能だが、シラスウナギが
少なすぎて漁業にはなり得ない。

メーン州の漁師たちは、この上限は厳しすぎると言う。

シラスウナギの広大な分布域は、東海岸全体はもちろん
その外側にもずっと広がっており、自分たちはそのごく一部を
捕っているに過ぎないという主張だ。

「メーン州は、保護しすぎて悪いことはないという方針です」

とシェルドン氏。

「しかし、今の規制は行き過ぎです」


まるでゴールドラッシュ

エルズワースの住民なら誰でも、2012年のウナギラッシュの
思い出を語ることができる。

ポール・ドラゴン氏は67歳。

緑色のTシャツにジーンズという格好で、小さな丸太小屋の入り口で
筆者を迎えてくれた。

薪ストーブの近くに置いたリクライニングチェアに体を落ち着けると
2012年の様子を語ってくれた。

「まるでゴールドラッシュでした」

とドラゴン氏。

「一晩で6700ドル相当のシラスを捕ったこともあります。
 こんなくたびれたおじさんが、タモ網だけでですよ」


漁師は過酷な労働だとドラゴン氏は言う。

「シラスウナギ漁を始めたのは、釣り餌や貝、ロブスターを
 捕っていた者たちがほとんどでした。そこにシラスウナギ漁が現れた。
 長雨の後で、雲から太陽が顔を出したようでした。まさに沸き返っていました」


漁獲制限はなく、その場で取引業者が
現金払いをするのも合法だった。

「ビル・シェルドンが50万ドル持って、エルズワースのウォーター通りに
 車を停めていました」


とドラゴン氏は語る。

「彼らは現金が足りなくなると電話する。すると誰かが、追加の現金を
 大きな鞄に入れてやって来るんです。起こっていることが
 信じられませんでした。想像もつかないことです」


シェルドン氏はラリー・テイラーというボディーガードを雇っていた。

現金を奪われないよう、テイラーは拳銃を見えるようにホルスターに
入れて、常に携帯していた。

他の取引業者も武器を持つ者が多かった。

「25年前に漁を始めたとき、シラスの値段は1ポンド30~40ドル
 といったところでした」


と語るのは、ダレル・ヤング氏だ。

「みんな貧乏で、袋網を買うこともできませんでした。漁師たちは
 『冷蔵庫を食べ物でいっぱいにできるくらい稼げた』なんて
 話していたものです。そこにやって来たのが2012年です」


ヤング氏は続ける。

「私は15万ドル稼ぎました。何でも払えましたよ。税金、家のローン3万ドル
 何もかもです。2013年には稼ぎが20万ドルになりました。
 2年続けてすごい年になったんです。息子に家を買ってやりました」



強まる漁獲規制

シラスウナギ漁に関して保護と管理の方針を調整している
大西洋沿岸州海洋漁業委員会が、資源量への懸念を受けて
漁業規制を厳格化し始めたとき、ヤング氏は読み書きができない
にもかかわらず「メーン州シラスウナギ漁業者協会」を立ち上げた。

「政府は我々に操業をやめさせようとしていました。漁師たちが
 まとまる必要があると気付いたのはその時です」


2014年2月、ヤング氏は漁業委員会の会合が開かれたバージニア州
アレクサンドリアに入った。

「漁業のために闘おうとして行ったのですが、1万1749ポンド
 (約5.3トン)という上限規制を課されました」


そう言って、彼はたばこの灰を窓から車外に落とした。

「その後、上限はさらに引き下げられ、9688ポンド
 (約4.4トン)になりました」


この一部(2016年は約21%)は、地元の先住民4部族に敬意を払い
彼らの取り分として認められている。

現在の仕組みはこうだ。

漁業者ごとに、過去のシラスウナギ漁獲量の
平均を基にした枠が決められる。

漁師がシラスウナギを売るたびに情報が磁気カードに記録され
それが政府のデータベースに蓄積されていくので、取引を追跡できる。

もう1つ、新しいルールができた。

取引業者は現金で買い付けてはならず、小切手のみ
使用可というものだ。

これは良い改善だったとヤング氏は言う。

「それまでは危険でした。何も事件が起きなかったことを
 神様に感謝しないと」


さらに上限規制が強まれば、彼らの漁獲量は減らされて
しまう可能性がある。

ヤング氏は、ほかの漁師たちと共に抵抗していくと断言した。


【関連情報】

ウナギNOW―絶滅の危機!!伝統食は守れるのか?
江戸の魚食文化―川柳を通して―
うな丼の未来 ウナギの持続的利用は可能か
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