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6年連続でスト実施も
実際、現代自の不調は中国市場にとどまらない。
中国に次ぐ米国市場の失速も鮮明だ。
6月の米国での販売は、グループ全体で前年同月より
15%程度減少。
上半期は前年同期比8.6%減の64万2096台となった。
同期の海外販売全体でも、現代自が9.3%減の
185万3559台で、起亜自も9.9%減の
106万4381台と落ち込んでいる。
おひざ元の国内販売も低迷している。
上半期は現代自が1.8%減の34万4783台で、起亜自も
7.6%減の25万5843台。
国内と海外を合わせると、現代自が8.2%減の219万8342台
起亜自が9.4%減の132万224台となった。
中央日報によると、韓国は05年から11年間にわたり
一度も完成車生産国順位で「トップ5」の座を明け渡したことは
なかったが、昨年は422万8536台で6位となり
448万8965台のインドに追い越された。
今年上半期は状況がさらに悪化しており、7位のメキシコに
いつ抜かれてもおかしくないというほどの惨状だ。
韓国内の専門家は競争力低下の原因として、日本車やドイツ車などと
比べた「ブランド戦略の失敗」を挙げている。
例えば、日本のマツダは「操作が便利」、ドイツのフォルクスワーゲンは
「燃費が良い」といったブランドイメージが確立されているが
韓国車の強みとされたコスト面の優位性は中国車の台頭で
失われつつあるとしている。
また、米国市場で人気のスポーツ用多目的車(SUV)や
ピックアップトラックなどのモデル拡充が出遅れたことなども
専門家らは問題視している。
現代自にとっては、もはや悪い意味での“お家芸”ともいえる
労使対立も頭の痛い問題だ。
現代自の労組は7月14日、組合員投票を行い、65.9%の
賛成でストの実施を決めた。
労組は賃上げや最終利益の30%の成果給支給などを求めていたが
合意に至らず交渉の決裂を宣言していた。
起亜自の労組もスト実施を決定している。
実際にストに突入することになれば、下半期の巻き返しに向けて
大きな重荷となるのは確実だ。
そもそも現代自の1人当たりの平均年収はトヨタ自動車や
フォルクスワーゲンなど海外メーカーより20%程度も高く
エコカーや自動運転など今後の自動車市場の勝敗を決する
技術への研究開発投資を遅らせる要因になっているとの指摘もある。
このままでは現代自の凋落は避けられず
韓国経済に甚大な打撃を与えかねない。
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