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NG行動!歯が痛いときにやってはいけない3つのこと
ついついやってしまって、歯の痛みをひどくしたり
症状が悪化したりするNG行動。
「温めること」と「刺激すること」には注意が必要です。
1、運動や入浴で体をあたためる
運動をしたり入浴したりすると、体が温まって
血行が良くなります。
すると血流が神経を圧迫してしまうため痛みが増します。
なるべく安静にし、ぬるめのシャワーで済ませましょう。
2、アルコールやタバコなど刺激になるものはやめる
アルコールは一時的に中枢神経を麻痺させるので
痛みを感じにくくなります。
ですが体を温めるのと同様に血液の流れが良くなり、痛みは
軽減どころか増してしまいます。
また、喫煙で気を紛らわせたくなるかもしれませんが
タバコには歯を刺激する成分が含まれているので、控えましょう。
3、歯をさわる
歯が痛くなると、どうなっているのか気になって指など
触ってしまいがちですね。
ですがその度に刺激を与えてしまい痛みは強くなるばかり。
さらに手に付着した菌が入り込んで、歯茎の腫れなど症状が
悪化してしまうこともあります。
舌で触れるのも避けましょう。
歯痛の症状と原因
「歯が痛い」と一口に言っても、その原因は様々です。
痛みの症状別に原因を探ってみましょう。
1、常にズキズキ痛む
■虫歯のレベルが「C3」以上
・理由と症状
「C3」は、虫歯が歯髄にまで達していて、激痛があります。
これは「歯髄炎」と言われる歯の神経の炎症で、歯の中の血管が
膨張し神経組織が押しつぶされるため起こります。
・治し方
虫歯になった箇所を除去した後、歯髄の中もほじるようにして
きれいにしていきます。
その後薬剤で消毒、被せ物をするまで
5回程度の治療が必要です。
■被せものが取れた
・理由と症状
被せものが取れただけでズキズキ痛むことはあまりありませんが
一度削った箇所は神経との距離が近く、痛みを感じやすくなっています。
・治し方
虫歯が原因で被せ物が取れた場合、必要に応じて虫歯の治療を行い
改めて被せものをします。
取れた被せものがそのまま使える場合もあるので、変形しないよう
容器に入れて歯医者に持参しましょう。
2、噛むと痛い
■虫歯
・理由と症状
ものを噛んだ時の柔らかさを判断する「歯根膜(しこんまく)」が
虫歯菌に蝕まれ、歯に「炎症」が起きているので、噛むことで
刺激を感じ痛みがあります。
・治し方
歯の根の治療を行い、消毒をしてから虫歯の進行に合わせて
詰めものや被せものをします。
■歯肉炎や歯周病
・理由と症状
歯肉炎や歯周病によって、歯茎などの周辺組織が「炎症」を
起こしているため、ズキズキというよりはドーンとした痛みがあります。
膿が出て臭いがあることも。
・治し方
プラークや歯石を除去し、歯のぐらつきを止めるために
再生療法を行います。
3、歯茎が痛い
■虫歯
・理由と症状
虫歯の進行によって歯の神経部分に「膿」が溜まることで
歯茎が腫れて痛みがあります。
ひどい場合は顔や首まで腫れ上がってしまうことも。
・治し方
溜まった膿を出し、歯の根の中を消毒し虫歯の治療を行います。
■親知らず
・理由と症状
横や斜めに生えている親知らずは、周りの「歯茎に細菌」がたまりやすいので
歯茎の腫れや痛みが出ることがあります。
・治し方
噛み合わせに影響がないようであれば、親知らずを抜歯します。
■食べカスの詰まり
・理由と症状
虫歯でできた穴や詰めものが取れた後、また歯周病で動いた歯などには
食べかすがどんどん詰まっていきます。
この歯茎を圧迫する「食片圧入(しょくへんあつにゅう)」が
起こることで歯茎が腫れて痛みます。
・治し方
詰まった食べかすを取り除き、必要に応じて
虫歯の治療などを行います。
■噛み合わせ
・理由と症状
噛み合わせが悪いと、一部の「歯に負担」がかかることで
痛みを生じることが。
腫れた歯茎に歯が当たることでさらに痛みは強くなります。
・治し方
歯が欠けたりしている場合は欠損箇所を埋め、歯並びが悪い場合には
矯正歯科治療を行います。
3、歯がしみる
■軽度虫歯のレベル「C2」
・理由と症状
甘い物や冷たいものがしみるほか、叩くと響くような鋭い痛みがあれば
エナメル質を超え象牙質まで進行した虫歯「C2」が考えられます。
・治し方
虫歯箇所を完全に取り除き、詰め物をします。
削らずに治療する方法も。
■知覚過敏
・理由と症状
冷たいものや甘いものに対してキーンとしみる痛みが一時的にあり
歯の根元が露出していてかつ叩いても痛みはない場合は
知覚過敏の可能性が。
歯の表面を守るエナメル質がなくなり、象牙細管という細い穴のある
「象牙質が露出」することで起こります。
・治し方
軽度であれば、知覚過敏用の歯磨き粉でセルフケアも可能。
そのほか象牙細管の表面を封鎖したり、象牙細管内の組織液を
凝固させるなどの治療が行われます。
4、歯以外の病気などの不快な症状
■風邪や副鼻腔炎
・理由と症状
風邪をひき、続いて急性副鼻腔炎になると、鼻につながる
服鼻腔(ふくびくう)に鼻水がたまり炎症を起こしているので
接している上の奥歯の根に痛みや歯が浮いたような感じがあります。
他にも頭痛や目の奥の違和感、動いた時に
響くなどの症状があります。
慢性化した蓄膿症でも痛みが出ます。
・治し方
体調が戻るにつれ痛みは軽減されますが、副鼻腔炎の場合は
鼻から服鼻腔にある鼻水をきれいにし、抗生剤や粘膜を正常化する
内服薬を用いて治療します。
■咀嚼筋(そしゃくきん)や肩の痛み
・理由と症状
ものを噛む筋肉「咀嚼筋」の中の痛みを歯の痛みと感じることも。
下顎から頬骨にかけての咬筋(こうきん)による下の奥歯の痛み
こめかみから頭の横にかけての側頭筋(そくとうきん)による
上の奥歯の痛みがある「筋・筋膜性歯痛(きん・きんまくせいしつう」
のひとつです。
肩こりも同じよう様に、筋肉痛からくる歯痛を引き起こします。
・治し方
筋・筋膜痛の治療を行います。
筋を温めたりマッサージをしたりして血行をよくし
コリをほぐすことが効果的。
鎮痛薬を使用することもあります。
■脳腫瘍
・理由と症状
歯痛を伴う疾患のひとつに、脳腫瘍があります。
頭を重く感じたり頭痛がする時に歯痛が起きることがあります。
・治し方
脳神経外科で、外科治療や放射線治療などの
適切な治療を受ける必要があります。
■心筋梗塞や狭心症など心臓疾患
・理由と症状
歯の神経は心臓の神経近くにあります。
そのため、心臓の痛みを脳に伝える情報が混線し
歯痛が起きる場合が。
また息苦しさや疲労によって痛みが出ることもあります。
・治し方
循環器外科を受診し、薬物療法や外科治療など
適切な治療を受けましょう。
■三叉神経痛(さんさしんけいつう)
・理由と症状
顔の感覚を脳に伝える、こめかみから目・あご・ほおと分かれる
三叉神経が、周囲の血管の位置関係などによって圧迫され
ピリピリとした痛みが起きる場合があります。
・治し方
脳神経外科を受診し、外科的治療や薬物療法を行います。
■帯状疱疹(たいじょうほうしん)と帯状疱疹後神経痛
・理由と症状
体のなかに潜伏していた水痘ウイルス(みずぼうそう)が
疲れた時などに帯状疱疹として現れます。
これが三叉神経(さんさしんけい)に起きると
歯髄炎と同様の症状が現れます。
・治し方
初期の段階なら抗ウイルス剤の服用が効果的ですが
激しい痛みには効き目がないことも。
次回に続きます。
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