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バイキング
武器と馬を副葬した理想的な墓、遺骨のDNAを解析





今から1000年以上前、現在のスウェーデン南東部にあたる
ビルカという都市で裕福なバイキングの戦士が葬られた。

立派な墓には、剣と矢じりが添えられ、2頭の馬も
一緒に埋葬されていた。

バイキングの男にとって理想的な墓である……
たいていの考古学者はそう考えていた。

ところが、研究者が遺骨のDNAを解析したところ
予想外の事実が確認された。

墓の主は、女性だったのだ。

研究結果は、9月8日付け学術誌「American Journal of Physical Anthropology」
に掲載された。

ヨーロッパ全土で何百年にもわたって交易と奇襲を行ってきた
中世の船乗り、バイキングのありようについて、考古学者の間に
驚きが広がっている。

「これまでビルカの墓は、バイキングの男性戦士の『理想』の墓と
 考えられていました」


と、米ベイラー大学の考古学者デービッド・ゾーリ氏は話す。

「この研究結果は、考古学的解釈の核心に触れるものです。
 つまり我々は常に、性別による役割分担について自分たちの
 解釈を当てはめてきたということです」


ゾーリ氏は今回の研究には関わっていない。

バイキングの伝承は、戦士が男性だけではなかったことを
以前から示唆していた。

10世紀初めのアイルランドの文献には、インゲン・ルーア(赤い娘)
という女性戦士が、バイキングの船隊をアイルランドへと導いたとある。

またゾーリ氏は、13世紀の「ボルスンガ・サガ」を含むバイキングの
物語の多くに、男性戦士と共に戦う「盾を持った乙女」が
登場すると指摘している。

だが、こうした女性戦士の記述は単なる神話的脚色だと
考える考古学者もいた。

現代で期待される男女の役割を反映した
バイキング観ということだ。


長年、男性と考えられてきた戦士

1880年代の終わりに発掘されて以来、考古学者たちはこのような
固定観念にもとづいて「ビルカの戦士」の遺骨を見てきた。

教科書には、この墓は男性のものと記された。

しかし、骨そのものからそれがわかったわけではない。

遺骨は剣、矢じり、槍、そして殉葬の馬2頭と共に見つかったため
考古学者はこれを戦士の、つまり男性の墓だと考えたのだ。

スウェーデン、ストックホルム大学の生物考古学者
アンナ・シェルシュトレーム氏は、その推定を覆した。

同氏は、遺骨の骨盤と下顎を初めて詳しく分析。

女性に典型的な寸法と一致するという結果が出た。

シェルシュトレーム氏の分析結果は、2014年に学会で発表され
2016年に学術誌に掲載された。

だが一般の反響はそれほどでもなく、一部の考古学者から
批判を受けた。

墓地の発掘は100年以上前に行われたため、ラベルが誤って
付けられたのではないか、別人の骨が混ざっているのではないか
といったものだ。

そこで、スウェーデン、ウプサラ大学の考古学者
シャーロット・ヘデンスティーナ=ジョンソン氏の
研究チームは、骨の調査に立ち返り、2種類のDNAを取り出した。

被葬者のミトコンドリアDNAは母から子に受け継がれるため
遺骨が1人だけのものか、数人分か判定できるはずだ。

そして核DNAの断片が、「戦士」の生物学的性別を
明らかにするはずと考えたのだ。

結果は明白だった。

骨からY染色体は全く検出されず、あちこちの骨から取り出した
ミトコンドリアDNAは全て一致した。

遺骨は1人の人物のもので、その人物は女性だった。

ヘデンスティーナ=ジョンソン氏らの研究チームは、この女性は
おそらく戦士であり、しかも尊敬された戦術家だっただろうと話す。
以前のインタビューで同氏は

「膝の上にゲームの駒がありました」

と話している。

「彼女が戦術を立てており、リーダーだったことを
 示唆しています」



バイキングの生活と交易

少なくともゾーリ氏は、今回の発見でわかったビルカの姿に
魅了され続ける1人だ。

この女性が葬られたビルカは、バイキング時代には
貿易の拠点だった。

屈指の規模と知名度があり、賑やかな貿易の中心地でもあり
ビザンツ帝国とアラブ世界から来た銀が豊富にあった。

ドニエプル川、ボルガ川を使って運ばれた毛皮や奴隷の
売り上げによって得たものだ。

おそらくこうした品物や異なる民族が流れ込んだことが理由だろう
ビルカの墓地は国際色が際立っているとゾーリ氏は言う。

遺体を火葬したり椅子に座らせたりと、ビルカではあらゆる様式の
埋葬方法が採られているのだ。

「ビルカは交易、人の移動といった点でバイキングの世界を
 結び付けていました。彼らはただ殺し合いをしているだけでは
 なかったのです」


とゾーリ氏は付け加えた。

「交易地における戦士の精神を描き出すことも大事です。
 この地は、バイキングの世界が持っていた2つの大きな側面を
 結び付けているからです」


可能性は低いものの、ゾーリ氏は

「この女性の親類が、彼女が生前そうした役目を担っていなくても
 戦士の装備を一緒に埋めたのかもしれません」


と指摘する。

しかし、いま出されている根拠からすれば、今回の研究結果は
とても信頼できるとゾーリ氏は話している。

「女性戦士の存在は、根拠となる文献も一部にあったことから
 長年にわたって高い関心を呼んできました。そして今や
 こうした文献と考古学の接点をより確実に見出せる新技術を
 私たちは手にしつつあります」




ナショナル ジオグラフィック日本版 2017年3月号


【関連情報】

ヴァイキングの歴史 (創元世界史ライブラリー)
最後のヴァイキング――ローアル・アムンセンの生涯
〈帝国〉で読み解く中世ヨーロッパ
中世仕事図絵―ヨーロッパ、“働く人びと”の原風景


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