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超高速計算の実現へ新手法
スーパーコンピューターを超える膨大な量の計算を瞬時にこなす
「量子コンピューター」を、最小限の回路で作る新たな手法を
考案したと、東京大の古沢明教授らのチームが21日付の
米物理学会誌に発表した。
量子コンピューターは世界で開発競争が繰り広げられているが
従来の手法は多数の回路が必要で、性能を高めようとすると
大きくなり過ぎることが問題だった。
新手法はループ状の一つの回路を繰り返し使う方式。
機器の開発はこれからだが、小さくて済み
コスト抑制も見込めるという。
量子コンピューターによる計算は、回路の中を通す原子やイオン
光の粒(光子)といった微小な粒を利用する。
粒を多く使うほど計算できる量が増えるが、回路が占めるスペースも
大きくなるのが課題で、これまでは数十個の粒を使った計算が限界だった。
チームは、多数の光子を連ね、ループ状の回路を繰り返し
周回させる手法を考案した。
光子が回路を1周するたび、別の計算をさせるように
制御する仕組みで、古沢教授は
「原理上、100万個以上の光子を処理でき
桁違いの計算が可能になる」
と話す。
【関連情報】
量子コンピュータが人工知能を加速する
12歳の少年が書いた 量子力学の教科書
先生、それって「量子」の仕業ですか?
仮想通貨投資で失敗しないために知らないとヤバい話
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