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スペースXが「NY-上海間30分」計画
米宇宙ベンチャー企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者
(CEO)は、地球上のどこへでも1時間以内での移動が可能になる
新たな大型ロケット「BFR」の開発計画を発表した。
豪アデレードで開催された第68回国際宇宙会議(IAC)で
同氏は
「もしわれわれが火星に行けるのなら
地球内も移動できるはずだ」
と発言。
背後の大型スクリーンには人々がニューヨークでBFRに乗り込み
上海に到着するイメージ映像を流した。
構想が実現すれば、両都市間の所要時間は約30分となる。
再利用可能なロケットで航空宇宙業界に変革をもたらした同氏が
宇宙だけでなく地球内での移動も視野に入れていることが明らかになった。
同氏によると、スペースXは年初来で13回ロケットを
打ち上げており、年内にも複数の打ち上げ計画を抱える。
来年は顧客向けに30回のミッション実現を目指している。
同社は商用衛星の運用会社を数多く顧客に抱え、この事業の収益が
BFRの開発資金となり、月面基地の建設にも充てられる見通しだ。
200億ドル(約2兆2516億円)以上の資産を持つマスク氏は
過去に自分の描いた構想実現のために個人資産から資金を拠出する
用意があると語っていた。
1年前にメキシコ・グアダラハラ市で開催された第67回IACで
「人類火星移住計画」を発表し、火星旅行の詳細を明らかにした。
その後論文を発表し、大きな反響を呼んだが、資金面の
詳細に触れられていなかったことなどから計画の実現性が
疑問視されていた。
ただ同氏は、最初の計画発表の際に資金面の詳細について
説明が足りなかったのは「最も根本的な欠陥」だったと認め
今夏、自身のツイッターのフォロワーに対し、最新の火星旅行計画を
発表する際には、この点に対処すると約束していた。
無人宇宙船「レッドドラゴン」を火星に送るのは
2018年が目標とされている。
新たな計画ではBFRの初の火星到着が22年、有人での到着は
24年が目標だとした。
スペースXは02年、米電気自動車(EV)大手テスラCEOの
マスク氏によって、人類の地球外への移住を最終目標として創業された。
【関連情報】
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新・宇宙戦略概論 -グローバルコモンズの未来設計図-
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