今日の気になる情報をお届けします。

子供がやる気を失う言葉3、やる気が出る言葉10
しばしば日本人は、「加点法」で他人を褒めることが苦手で
「減点法」で他人に文句を付けやすいと言われる。
親は子供を自分の所有物だと考えてしまいがちだ。
そのため、他人の子供には絶対にしないような声かけを
自分の子供にしてしまうことがある。
その結果、そうした言葉は子供の意欲を
丁寧かつ確実にそいでいくことになる。
具体的に「子供のやる気をみるみる吸い取る言葉」の
3大要素をご紹介しよう。
1:「勉強しなさい」といった強要
2:「お兄ちゃんはできたのに、ホントにアンタはグズね」といった誰かとの比較
3:「お前なんかにはどうせできっこない」といった否定
この3大要素が含まれる言葉の使用頻度が上がれば上がるほど
子供はやる気を失っていく。
▼繰り返し言ったほうがいい、魔法の「短い言葉」
では、反対に「子供に繰り返し言ったほうがいい言葉」
を挙げてみよう。
これは私が過去に中学受験を経験した中学生100人に
「親に言われてうれしかった言葉」を聞いた結果から導き出したものだ。
1:大好きだよ
2:ありがとう
3:へぇ~? そうなんだ?(その話、もっと聞きたいな)
4:やったね!
5:すごいね!
6:頑張ったな! または 頑張ってるな!
7:ドンマイ!(次、行こう!)
8:オマエならやれる!
9:(結果は気にせず)楽しめ!
10:ナイストライ!(いい経験になったね!)
多くの子供たちは、こうした言葉に対して聞く耳を
持たないような振りをする。
しかし実は、しっかり親の言葉を聞いていて
それを記憶しているのだ。
中学生たちに話を聞いて、そのことをあらためて実感した。
「短い褒め言葉」をかけ続けると生きる力が育つ
これにプラスして私は「褒め言葉」というものが持つ
「威力」に驚いている。
募集もされていない職種、あるいは難関と呼ばれる企業・職種の
門戸を自力でこじ開けて、夢をかなえた子供を持つ母たちに
子育ての極意を聞くと、このようなことを異口同音に言うからだ。
「まずは『楽しい!』という気持ちを持たせ
そして『自信』を持たせる。この繰り返し」
要は「言葉の魔力」で「生きる力」を
育てているのだと思っている。
子育ては一筋縄ではいかない難しいものである。
だが、自己肯定感が高い子供の家庭を見ると、必ずしも子供に
ずっと張り付いているわけではないのに、「自信」を持たせる
瞬間を見逃していないことに気付く。
叱るにしても褒めるにしても、その瞬間に、子供自身の人格ではなく
起こった出来事を短い言葉で表現しているように感じる。
この「短い言葉」というものが、功を奏すのかもしれない。
結局、子育ては、赤ちゃんの頃は「手をかけ」
幼少期には「目をかけ」、そして思春期に入ると
「心かけ」ということに尽きるのだろう。
この「心かけ」の時期に、わが子そのものを認める姿勢を持ち
それを言葉に出すことが、子育ての肝なのだと思っている。
鳥居 りんこ
エッセイスト、教育・子育てアドバイザー、受験カウンセラー
介護アドバイザー
【関連情報】
子どもが一週間で変わる親の「この一言」――必ず、子どもが大きく伸びる言葉
イラストでよくわかる 感情的にならない子育て
科学が教える、子育て成功への道
糖質制限で頭がいい子になる 三島塾のすごい子育て
最後まで、お読みいただきありがとうございました。次回もよろしくね!

↑ ポチっと押してネ!
この記事の著作権は、PRESIDENT Onlineに帰属します!
- 関連記事
-
- 子供に繰り返し言ったほうがいい言葉 -② (2017/11/28)
- 子供に繰り返し言ったほうがいい言葉 -① (2017/11/27)
- 目指すは完全母乳!「食事」「水分」「休養」をしっかりと! (2017/10/09)
スポンサーサイト